【スタイリストへの道】

美容師への道は長く険しい・・・。

なんて業界外の方からお聞きすることもあります。


美容学校に2年。

卒業して美容室に入社してもいきなりヘアカットに入れるわけではなく、アシスタント時代が続きます。

美容室に入社してからスタイリストになるまでだいたい5年。長い人はそれ以上。

それでは長すぎると美容室側も思い最近では3年前後でしょうか。

確かに売上を作れるように早くスタイリストになる(させる)ことも人材不足のこの業界では急務と思われます。


ただ、少し不安材料もあります。


それは、果たして然るべき順序で技術を学べているか?

スタイリストデビューを急がせるあまり、“営業ベースに必要ないものはやらなくていい”的な美容室も増えてきているからです。

自分が常々感じるのは、全体的に、今でも現役で頑張ってらっしゃる大先輩の美容師の方達よりも技術力、だけではなく創作に対しての想像力などが低下してきているように感じるからです。

代表的な営業メニューで言えば、“パーマ”です。

今、美容師自身が「パーマは痛むからやめましょう」とお客様に言ってしまう。

それって自分自身の技術のなさを自ら露呈しているようなものです。

パーマ全盛の時代の美容師の方々は、それはたくさんたくさん勉強と練習を重ねました。

それゆえお客様は自宅では出来ないパーマスタイルを求めて、美容室に通って施術を受けていました。

それが近頃ではパーマから逃すようなヘアスタイルを作り上げてあたかもそれが流行りのようにしていますが、本来お客様に寄り添ったものではなくなってしまったように感じます。


カラーについても感じます。

メーカー各社の努力(?)によりですが今ヘアカラーは優れた薬剤が揃っています。ただ残念なのが失敗のないカラー剤が増えてしまい、美容師自身で色出しを考えなくてもいいようになってきてしまっていること。ぶっちゃけ誰が染めても同じ色に染まるという・・・。

お客様には毎回気に入った色で染まるから良いのかもしれませんが、美容師からしてみたら別にあなたじゃなくてもいいのよと言われているようなもの。

いかに自分でしか表現できないヘアカラーを実践しようと思う美容師は一部分しかいないのではないかと思われます。


お客様一人一人に寄り添ったパーソナル提案。というワードが数年前に出始めましたが美容師に表現の幅が広がらなければ、そのバリエーションは少なくなる一方だと思います。


早くデビューすることが悪いとは思いませんが、アシスタント時代にしか出来ないことも多々あります。基本を忠実に。

故中村勘三郎さんの言葉に「型を身につけなければ型破りになれない 型がなければ形無し」という名言があります。

まさにその通りです。

基本があって応用がある。

初めから応用(実用)を求めすぎると必ず壁にぶち当たった時に八方塞がりになる。

そんな気がします。


美容業界において、正直カット出来るか出来ないかはその美容室次第です。

スタイリストデビューに明確な基準はありません。


美容師を志した若い人たちに永く美容師を続けてもらうためにも過去先輩方から受け継がれたきちんとした技術を伝承していきたいですね。

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